2009年11月26日木曜日

ルノワール「タティングレース」

グランパレで開かれている「ルノワール展」に行ってきました。昔はこの画家、正直言ってあまり好きではありませんでした。しかし、病気と常に闘い続けながらも「喜び」を描き続けた彼の生き方を知って見方が大分変わりました。「この世には付け加える必要がないくらい苦しみや悲しみがあるのに何故わざわざそういうものを描かないといけないのか。私はこの世の喜びや楽しみを描き続けたい」と言いながら、彼自身はリュウマチという病気に冒されながら頭以外は全部麻痺した状態でも絵筆を包帯の間に挟んで死ぬまで絵を描き続けたという一人の画家の一生に私はとても惹かれます。他の展覧会は見逃してもこれだけはどうしても見たくて、ポワン・イデの準備と作品作りで追い込みに入ったというのに行ってきました。感想は「パリにいらっしゃる皆さん、絶対行ってください!」、です。
さて、このルノワールの絵画の中で、な、なんと、タティングレースをする女性を発見!フェルメールの「ボビンレースを織る女」は有名な絵で私も好きですが(ルーブル美術館にあります)タティングレースはいろいろな絵を過去に見ましたが、初登場です。一人で感動して一人で鼻息荒い私ですが、この絵に出会えただけでもこの展覧会行く価値がありました。そういえば、刺繍をする女性のタブローもありました。この時代は女性にとって手しごとはたしなみの一つでもあったのですね。現代女性の皆様、コンピューターの手をちょっと休めて手てしごと、始めてみませんか。


暖かい色に溢れたグランパレのルノワール展のポスター


ルノワールの「タティングレース」


これは、かの有名なフェルメールの絵です

2009年11月17日火曜日

日本帰国、そして作品作り

実は日本に2週間だけ帰国していました。ちょうど1年ぶりの帰国です。2週間の間に、東京、大阪、神戸、京都、広島、鹿児島と移動していたのでかなりのハードスケジュールでした。新幹線に乗ったら催眠術にかかったようにいつも眠って、3時間の移動もあっという間。こんなタイトなスケジュールだったので連絡出来なかった方、ごめんなさい!そんなわけで、今回は手芸本も一冊も買わず(見る時間ほとんどありませんでした)、手芸屋さんも銀座のユザワヤを15分程度見ただけ。ホビーラホビーレではとりあえず毛糸を2玉ゲット。広島の呉服屋さんでセールをやっていたので会津木綿のハギレを購入。



あとは、とにかく目についたものを持ってレジに走るという状態でした。そして、パリに戻って来たら本格的にポワン・イデの準備。お蔭で家の中はご覧の通りぐっちゃぐちゃ(^^;




ソファは毛糸に占領され...しばらく客人は呼べませーん


大阪のマスザキヤさんで購入したアルパカの糸で

そうそう、京都では去年行きそびれた風呂敷屋さんの「掛札」に行って参りました。ミック・ジャガーもお忍びで来たというこのお店、実は去年も行きたかったのに名前を控えていなかったがために行きそびれたのでした。店内はどれもこれも欲しい風呂敷だらけ。何枚も買いたい衝動を抑えながら選んだのはこの一枚。やっぱり大好きなブルーに惹かれる私でした。これを買った後に店員さんにパリに住んでいると言ったら「へえー、面白いですね!この色って、フランス人の方がたくさん買っていかはるんですよ」と。



2週間の日本は正直言って短すぎました。まだまだいろいろなところに行きたかったですが、来年リベンジ、ということで今から行くところのリスト作成にとりかかります。おっと、その前にポワン・イデの作品作りをしなければ。

2009年11月12日木曜日

第8回ポワン・イデ

お待たせしました、第8回手作り展「ポワン・イデ」を前回と同じ場所で開催します。ご都合のつく方是非お越し下さいませ。