気がつけば年末。早い...というか恐ろしい。確かこの前新年の挨拶をしたような気がするのに。だけど、振り返るとやはり同じように一年が過ぎている。またこの一年もいろいろなことがありました。きっと盛りだくさんの一年だったから早く感じるのかもしれないですね。年末は毎年何故か日本式に大掃除をやってしまう私。この時は在仏が長くてもきっちり日本人に戻ります。大掃除をしていると、おおお、出て来る出て来るガラクタ...ではなくて手芸道具!「ええっ?これ何?」と見覚えのないようなものが出てきて、ハッと「あー!これ2ヶ月前にどこ探しても見つからなかったやつ!!!」というパターンはお決まり。作りかけの作品も出て来る出て来る(*_*) この大掃除、自分がどれだけ手芸貧乏かを思い知らされる一瞬であります。しかし、手を動かすことはやっぱり止められない。だから、道具も材料も増えるいっぽう、トホホ。いつも何かしら作っているのに、なかなかちゃんとした作品にならないのが悩み。よし、来年の抱負は「一つの作品をじっくり、きちんと作る」に...ってこれって、去年と同じ抱負と違うか?まっ、抱負は新規作成されなくても更新されることもある、と自分だけ納得して来年もいろんな手しごとを続けていきますのでどうぞ皆さんよろしくお願いします。
来年は特にレースを自分なりに研究していきたいです。ボビンレースを続けるのはもちろんのこと、フィレレースにも挑戦してみたいですし、ニードルレースにも...あっ、また手芸貧乏まっしぐらですね(^^; 私自身、レースなど全く身に付けない人なのにこの手しごとの魅力は語り尽くせないものがあります。ボビンレースを織っているときには他の手芸にはない厳かな時間が本当に日常という時間から逃避出来る一瞬でもあります。身にも付けない、お金に変えようとも全く思わない、人に自慢したいとも思わない、全く損得勘定を持たずに100%自己満足なことをやっている時は時間が止まって自分のいる空間を忘れる、というか、逆に時間と空間と一体となるような気がします。一緒に織っている仲間は第三世代の方たちで、自分の親よりもずっと年上の人たち。70代のマダムが60代のマダムに「いやー、あなたなんかまだ若い若い」なんて言うのを聞いていると「私も年だから」なんてことは間違っても口に出せない。彼女達がレースを織っている姿を見ているとまさに「人生を織っている」というのを目の当たりにします。
手を動かしていると作品が出来上がる喜び以上に人と人との繋がりが深まるのを感じます。人が手で一つ一つ作った作品にはその人の時間と労力だけでなく魂も込められています。そういう物に触れていけば触れていくほど「目で見て分かる」と同時に「心で感じる」ようになります。つまり「心の目で見る」ことが出来るようになります。
来年もたくさんの手作りに触れて心豊かな一年にしたいと思います。
今年も本当に本当にたくさんの方にお世話になりました。直接お世話になった方々、そしてこのブログをいつも見てくださっている方々にこの場を借りてお礼を申し上げます(ぺこり)
寒いところに住んでいる方々、寒さに気をつけて、南半球にお住まいの方々、夏バテに気をつけて良い年末年始をお過ごし下さい。
2009年12月20日日曜日
2009年12月12日土曜日
ワニのデコレーション
2009年12月5日土曜日
広島の旅
日本からフランスに戻ってきてそろそろ一ヶ月経ちます。やっとこちらのペースに慣れてきました。しばらくは目を覚ましたらパリの自分のベッドにいることにすごく違和感を感じました。日本での思い出があまりにも楽しくて素敵すぎたせいでしょう。
さて、今回は移動が多い滞在だったので、手芸屋もほとんど行けませんでしたが、それでもたくさんの素敵な出会いがありました。一番長く滞在した広島では着物ランプ作家の白賀さん(Kec's studio)にお会いすることができました。お孫さんがいらっしゃるとは思えないバイタリティ溢れる素敵な女性でした。私が彼女の年になったらこうなっていたい...と思わせる方でした。実は彼女、広島県が主催する「第12回ひろしまベンチャー大賞」を受賞し、「女性起業家ビジネスプランコンテスト」でも優秀賞を受賞しているという素晴らしい経歴の持ち主です。彼女の製作する作品は現在最もホットな「エコ」をテーマに作られています。使用する着物は着古されたアンティークの着物。そして枠に使われているのはよーく見ると...ええっ、爪楊枝と割り箸!?ごくごく身近にあるものがこんな素敵なランプに変身してしまうなんてびっくりです。お忙しい中作品を見せていただいた白賀さんに心から感謝いたします。
さて、去年同様、宮島にも行ってきましたよ。去年と同じコースでロープウェーで山頂まで登ろうと思いきや、どこからかすごい音量でお経が聞こえてきます。どこだろうとキョロキョロしていると通りがかりの方が「あそこで一年に一度、日本全国の高僧の方たちが集まってお経をあげるのですよ」とおしえてくれました。おおっ、ラッキー!ひいたおみくじが末吉だったこともコロッと忘れて何て自分は運がいいのだろう、とお経の聞こえる千畳閣の方へ。うわー、お経のライブです。音量もすごいけどやはり目が行くのは彼らのお召し物。一つ一つ見るととても強い色なのにこうやってお寺に入るとわびさびの色になります。
わびさびの色と言えば秋の紅葉。山の方はまだまだ紅葉は始まっていませんでしたが、宮島のもみじはほんのりと色付いていました。
さて、お土産に買ったはずのもみじまんじゅうをその場でもぐもぐ食べていたら通りを歩いている鹿に突進されてちょっと恐い思いをしました(^^; 恐くて動揺して自衛すると同時にカメラのシャッターを切ってしまったらこんな写真になってしまいました。いつもはおとなしい鹿ですが食べ物を見るとこんな 風に目をひんむいて向かって来るので皆さんご注意を!!!あー、恐かった。
鹿に突進されてかなり焦りましたが、気を取り直して広島風お好み焼きで腹ごしらえ。あああ、本当においしかった。
広島、とてもとても素敵な街です。
さて、今回は移動が多い滞在だったので、手芸屋もほとんど行けませんでしたが、それでもたくさんの素敵な出会いがありました。一番長く滞在した広島では着物ランプ作家の白賀さん(Kec's studio)にお会いすることができました。お孫さんがいらっしゃるとは思えないバイタリティ溢れる素敵な女性でした。私が彼女の年になったらこうなっていたい...と思わせる方でした。実は彼女、広島県が主催する「第12回ひろしまベンチャー大賞」を受賞し、「女性起業家ビジネスプランコンテスト」でも優秀賞を受賞しているという素晴らしい経歴の持ち主です。彼女の製作する作品は現在最もホットな「エコ」をテーマに作られています。使用する着物は着古されたアンティークの着物。そして枠に使われているのはよーく見ると...ええっ、爪楊枝と割り箸!?ごくごく身近にあるものがこんな素敵なランプに変身してしまうなんてびっくりです。お忙しい中作品を見せていただいた白賀さんに心から感謝いたします。
さて、去年同様、宮島にも行ってきましたよ。去年と同じコースでロープウェーで山頂まで登ろうと思いきや、どこからかすごい音量でお経が聞こえてきます。どこだろうとキョロキョロしていると通りがかりの方が「あそこで一年に一度、日本全国の高僧の方たちが集まってお経をあげるのですよ」とおしえてくれました。おおっ、ラッキー!ひいたおみくじが末吉だったこともコロッと忘れて何て自分は運がいいのだろう、とお経の聞こえる千畳閣の方へ。うわー、お経のライブです。音量もすごいけどやはり目が行くのは彼らのお召し物。一つ一つ見るととても強い色なのにこうやってお寺に入るとわびさびの色になります。
わびさびの色と言えば秋の紅葉。山の方はまだまだ紅葉は始まっていませんでしたが、宮島のもみじはほんのりと色付いていました。
さて、お土産に買ったはずのもみじまんじゅうをその場でもぐもぐ食べていたら通りを歩いている鹿に突進されてちょっと恐い思いをしました(^^; 恐くて動揺して自衛すると同時にカメラのシャッターを切ってしまったらこんな写真になってしまいました。いつもはおとなしい鹿ですが食べ物を見るとこんな 風に目をひんむいて向かって来るので皆さんご注意を!!!あー、恐かった。
鹿に突進されてかなり焦りましたが、気を取り直して広島風お好み焼きで腹ごしらえ。あああ、本当においしかった。
広島、とてもとても素敵な街です。
一気に更新です
バタバタしているうちにブログの更新材料がたまりにたまっていたので一気に更新です。もう先々週の話になるのですが、手芸見本市"Création Savoir Faire"に行ってきました。今回からまたマリークレール・イデ展とこのSavoir Faireが一緒になりました。会場では布地マニアにはたまらないLibertyの展示コーナーもあって、どれもこれもため息の出るかわゆさ。
Sajouは相変わらず人気。フレンチアンティークの大御所といった貫禄です。
クリスマス前なのでクリスマス用のデコレーションも見逃せません。かぎ針で編んだケーキがとってもキュート。ピンクが子供っぽくなりすぎず色のコーディネーションには脱帽。
散財を恐れてお財布の紐はかなり堅くしていましたが、毛糸を見た時はやはり降伏。Namaste Sathiでは素敵な色の毛糸を購入。次の手芸見本市は2月のAiguille en fête(針の祭典)までお預けです。
Sajouは相変わらず人気。フレンチアンティークの大御所といった貫禄です。
クリスマス前なのでクリスマス用のデコレーションも見逃せません。かぎ針で編んだケーキがとってもキュート。ピンクが子供っぽくなりすぎず色のコーディネーションには脱帽。
散財を恐れてお財布の紐はかなり堅くしていましたが、毛糸を見た時はやはり降伏。Namaste Sathiでは素敵な色の毛糸を購入。次の手芸見本市は2月のAiguille en fête(針の祭典)までお預けです。
偶然お会いしました
今日は蚤の市の達人と言われている友人と久々にヴァンヴとクリニャンクールの蚤の市に。クリニャンクールの蚤の市、すごく久しぶりです。もしかして10年以上来ていなかったかも。最初は刺繍があしらったアンティークリネン類が売っているお店に。そして、ビーズやボタンがたくさん売っているお店も見逃せません。そうしたら見たことある方が...あっ、キャシー中島さんでした。ご家族みんなでクリニャンクールに来ていました。キャシーさんはキラキラした目でビーズを選ぶのに一生懸命(うん、分かる分かる)。去年、横浜キルトウィークで取材をさせていただいたのですが、覚えているかな、と思いつつ挨拶をしてみました。そうしたら、ちゃんと思い出してくれてとても嬉しかったです。去年お会いした時と同じように素敵な笑顔でした。そして、お子様とご主人様もとっても素敵な方たちで「ああ、家族っていいな」とただただ心が温かくなりました。何年も来ていなかった蚤の市で一年前に取材させていただいたキャシーさんとばったり会えるなんてとっても嬉しかったです。今日も素敵な一日でした。
2009年11月26日木曜日
ルノワール「タティングレース」
グランパレで開かれている「ルノワール展」に行ってきました。昔はこの画家、正直言ってあまり好きではありませんでした。しかし、病気と常に闘い続けながらも「喜び」を描き続けた彼の生き方を知って見方が大分変わりました。「この世には付け加える必要がないくらい苦しみや悲しみがあるのに何故わざわざそういうものを描かないといけないのか。私はこの世の喜びや楽しみを描き続けたい」と言いながら、彼自身はリュウマチという病気に冒されながら頭以外は全部麻痺した状態でも絵筆を包帯の間に挟んで死ぬまで絵を描き続けたという一人の画家の一生に私はとても惹かれます。他の展覧会は見逃してもこれだけはどうしても見たくて、ポワン・イデの準備と作品作りで追い込みに入ったというのに行ってきました。感想は「パリにいらっしゃる皆さん、絶対行ってください!」、です。
さて、このルノワールの絵画の中で、な、なんと、タティングレースをする女性を発見!フェルメールの「ボビンレースを織る女」は有名な絵で私も好きですが(ルーブル美術館にあります)タティングレースはいろいろな絵を過去に見ましたが、初登場です。一人で感動して一人で鼻息荒い私ですが、この絵に出会えただけでもこの展覧会行く価値がありました。そういえば、刺繍をする女性のタブローもありました。この時代は女性にとって手しごとはたしなみの一つでもあったのですね。現代女性の皆様、コンピューターの手をちょっと休めて手てしごと、始めてみませんか。
暖かい色に溢れたグランパレのルノワール展のポスター
ルノワールの「タティングレース」
これは、かの有名なフェルメールの絵です
さて、このルノワールの絵画の中で、な、なんと、タティングレースをする女性を発見!フェルメールの「ボビンレースを織る女」は有名な絵で私も好きですが(ルーブル美術館にあります)タティングレースはいろいろな絵を過去に見ましたが、初登場です。一人で感動して一人で鼻息荒い私ですが、この絵に出会えただけでもこの展覧会行く価値がありました。そういえば、刺繍をする女性のタブローもありました。この時代は女性にとって手しごとはたしなみの一つでもあったのですね。現代女性の皆様、コンピューターの手をちょっと休めて手てしごと、始めてみませんか。
暖かい色に溢れたグランパレのルノワール展のポスター
ルノワールの「タティングレース」
これは、かの有名なフェルメールの絵です
2009年11月17日火曜日
日本帰国、そして作品作り
実は日本に2週間だけ帰国していました。ちょうど1年ぶりの帰国です。2週間の間に、東京、大阪、神戸、京都、広島、鹿児島と移動していたのでかなりのハードスケジュールでした。新幹線に乗ったら催眠術にかかったようにいつも眠って、3時間の移動もあっという間。こんなタイトなスケジュールだったので連絡出来なかった方、ごめんなさい!そんなわけで、今回は手芸本も一冊も買わず(見る時間ほとんどありませんでした)、手芸屋さんも銀座のユザワヤを15分程度見ただけ。ホビーラホビーレではとりあえず毛糸を2玉ゲット。広島の呉服屋さんでセールをやっていたので会津木綿のハギレを購入。
あとは、とにかく目についたものを持ってレジに走るという状態でした。そして、パリに戻って来たら本格的にポワン・イデの準備。お蔭で家の中はご覧の通りぐっちゃぐちゃ(^^;
ソファは毛糸に占領され...しばらく客人は呼べませーん
大阪のマスザキヤさんで購入したアルパカの糸で
そうそう、京都では去年行きそびれた風呂敷屋さんの「掛札」に行って参りました。ミック・ジャガーもお忍びで来たというこのお店、実は去年も行きたかったのに名前を控えていなかったがために行きそびれたのでした。店内はどれもこれも欲しい風呂敷だらけ。何枚も買いたい衝動を抑えながら選んだのはこの一枚。やっぱり大好きなブルーに惹かれる私でした。これを買った後に店員さんにパリに住んでいると言ったら「へえー、面白いですね!この色って、フランス人の方がたくさん買っていかはるんですよ」と。
2週間の日本は正直言って短すぎました。まだまだいろいろなところに行きたかったですが、来年リベンジ、ということで今から行くところのリスト作成にとりかかります。おっと、その前にポワン・イデの作品作りをしなければ。
あとは、とにかく目についたものを持ってレジに走るという状態でした。そして、パリに戻って来たら本格的にポワン・イデの準備。お蔭で家の中はご覧の通りぐっちゃぐちゃ(^^;
ソファは毛糸に占領され...しばらく客人は呼べませーん
大阪のマスザキヤさんで購入したアルパカの糸で
そうそう、京都では去年行きそびれた風呂敷屋さんの「掛札」に行って参りました。ミック・ジャガーもお忍びで来たというこのお店、実は去年も行きたかったのに名前を控えていなかったがために行きそびれたのでした。店内はどれもこれも欲しい風呂敷だらけ。何枚も買いたい衝動を抑えながら選んだのはこの一枚。やっぱり大好きなブルーに惹かれる私でした。これを買った後に店員さんにパリに住んでいると言ったら「へえー、面白いですね!この色って、フランス人の方がたくさん買っていかはるんですよ」と。
2週間の日本は正直言って短すぎました。まだまだいろいろなところに行きたかったですが、来年リベンジ、ということで今から行くところのリスト作成にとりかかります。おっと、その前にポワン・イデの作品作りをしなければ。
2009年11月12日木曜日
2009年10月13日火曜日
こってこて70年代ニットブック
忙しいながらもなんとか編んでいます、もう片方のロングミテンヌ。出来上がりまでもう一息。
さて、先日同じ編み物仲間からこんなニットブックをいただきました。うわー、すごい!正真正銘の70年代のヴィンテージニットブック。これは決してまがい物ではありません。この時代をリアルタイムに生きた人間がこのページを見ながら「今度はどれを編もうかしら」と心躍らせていたに違いありません。
小物などよりも結構大作ばかりです。
パーティで注目されること間違いなし。
いつの時代も子供は可愛い。
うわー、これって室内着、お出かけ用、それとも下着?
メンズもかなり手が込んでいます。それにしても男性の美の基準も40年足らずで随分変わった物です。
当時の編みぐるみ。目をカッと開いて真っすぐとこちらを見据えている視線が時代を感じさせます。今こんな編みぐるみ作ったら子供に怖がられそうですね。
70年代には手作りがまだまだ日常のものとして根付いていたことを感じさせられます。この時代から女性の社会進出が始まり、手作り離れも同時に始まります。今いろいろな物がお金を出せば手に入る時代だからこそ、大切な人に手で何かを作ってあげるという行為はとても貴重なような気がします。
女達よ、もう一度針を手に持つのだ!なんてね。
さて、先日同じ編み物仲間からこんなニットブックをいただきました。うわー、すごい!正真正銘の70年代のヴィンテージニットブック。これは決してまがい物ではありません。この時代をリアルタイムに生きた人間がこのページを見ながら「今度はどれを編もうかしら」と心躍らせていたに違いありません。
小物などよりも結構大作ばかりです。
パーティで注目されること間違いなし。
いつの時代も子供は可愛い。
うわー、これって室内着、お出かけ用、それとも下着?
メンズもかなり手が込んでいます。それにしても男性の美の基準も40年足らずで随分変わった物です。
当時の編みぐるみ。目をカッと開いて真っすぐとこちらを見据えている視線が時代を感じさせます。今こんな編みぐるみ作ったら子供に怖がられそうですね。
70年代には手作りがまだまだ日常のものとして根付いていたことを感じさせられます。この時代から女性の社会進出が始まり、手作り離れも同時に始まります。今いろいろな物がお金を出せば手に入る時代だからこそ、大切な人に手で何かを作ってあげるという行為はとても貴重なような気がします。
女達よ、もう一度針を手に持つのだ!なんてね。
2009年9月23日水曜日
2009年9月15日火曜日
2009年9月14日月曜日
ボビンレースもスタート
新学期は何かと忙しい。やることが山積み、というかやり残したことが山積みと言ったほうがいいかもしれない。ボビンレース教室も新学期です。夏休み明けに教室に行くといつもの顔が並んでほっとします。生徒にはかなりご高齢の方が多いので、顔が見えないと「もしや...」と思ってしまうのでこうやってまた同じ顔に会えると、本当に胸を撫で下ろしてしまいたい気分です(^^; 今日は私のブログを見てボビンレースのことで問い合わせてきたパリ在住の日本人のTさんと教室で初めてお会いすることが出来ました。今まで教室に通って日本人の仲間が出来るのは初めてなのでとても嬉しいです。また、自分のブログが少しでも何かの役に立っているのだな、と感じさせる一瞬でとても嬉しかったです。しかし、ここに来ると何故かいつかマルセルが戻って来るような気がしてなりません。ひょっこり長期の旅行からある日戻って来るような...それぐらい彼女の存在を未だこの教室で感じます。新学期一番の作品は夏休み前から準備していたものですが、いろんなところを間違えていて、結局半分以上をほどいてからスタート。未だテクニカルコンテを読むのは苦手ですが、それでも少しずつ形になっていくレースを織るひとときは何にも代え難い時間です。
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