2008年11月29日土曜日

日本(手芸)紀行 - 広島編

実家の鹿児島を後にして広島に来ました。広島ではとりあえず手芸店よりも優先順位の高い「宮島」へ直行。とても観光地化されているところですが(世界遺産 なので仕方がない)大好きな所です。これ以上に素晴らしい神社はまだ見たことがないです。ということで、広島駅から宮島駅までJRで。そしてフェリーで す。行く電車の中には外人観光客がたくさんいて間違いなく宮島に行っていることを語っています。フェリーに乗れば既に有名な鳥居が見えます。

















現地に着いたらブラブラとしてロープウェー乗り場へ。途中色づいたもみじを楽しみながらの散歩。いいですね~、日本のわびさびの色は。











































































ロープウィーで頂上まで登ると目の前に絶景が広がります。毎日の忙しさをすっかり忘れて体も気持ちもリラックス。ここに訪問している観光客皆がそんな感じ で、道ですれ違うときもみんなが「こんにちわ」と挨拶をします。昔のよき古き時代の日本がここには現実となって存在します。自然に囲まれて神聖な場所にい ると怒ったりイライラしたりすることが本当に無駄なことに思えてしまいます。環境が人間を変えるとは本当だと感じた時でした。

















朝の10時ごろに着いたのに結局夕方の6時ぐらいまでいました。夕暮れの宮島を後にしてライトアップされた鳥居を眺めながらまた対岸に帰ります。そして宮島でフェリーを待っている間目に付いたのがこれ!「世界遺産」とロゴの入ったとっても可愛いオーガニックコットンで出来たエコバッグ。どうやら宮島のフェリー乗り場でしか買えないとか。またバッグが増えてしまうけどもう買うっきゃないでしょ。ということで、宮島での戦利品はこの素敵な素敵なエコバッグ。





























2008年11月25日火曜日

日本手芸紀行 - 鹿児島編

関西を後にして実家のある鹿児島へ。鹿児島では家族とゆっくりして手芸なんて忘れて…な~んてわけない。着いた次の日は刺し子デザイナーの徳永美代子さんのアトリエへ(ご主人は陶芸家)。ここは私の隠れ家、と言ってもいいほど。ここでは全てが自然に任され、自然と共存し、自分が自然の一部と改めて気付く空間。




























































徳 永さんから愛用しているという宮崎県綾町で染めた草木染の刺し子用糸をいただきました。私はまだ綾町に行ったことはないのですが、いろいろな工房で巷ではちょっと有名な町です。近くまで行かれる方は是非お見逃しなく。どれもこれも自然の物から出来たものに囲まれ癒されたという表現ではもの足 りないくらい心の洗濯が出来たこの一日。快く迎えてくださった徳永さんに感謝です。徳永さんは2009年にイギリスのヨークで展覧会を開く予定です。














日本手芸紀行 - 大阪編

大阪ではハービスプラザにあるホビーラホビーレへ。店ごと欲しい!と思わせるほどどれもこれも素敵な材料ずくし。衝動買いしそうな自分をぐっと抑え、この店ならではの毛糸を3玉買って後ろを決して振り向かないように店を出ました。1玉は先日紹介したネックウォーマーになりました。








































そして去年も行ったなんばにある布地専門店「とらや」。相変わらず安い!今回は「ジャパニーズ・レトロ」な布をゲット。

2008年11月22日土曜日

日本手芸紀行 - 京都編 その2

遠藤さんのお店を後にしたらもうお腹がすいてきました。銀閣寺近辺にあるユキ・パリスさんのコレクションを見に行く予定だったのでそこまで出向きうどんで 有名な「おめん」でお昼をいただくことにしました。京都のうどんやさんらしくとっても上品な感じ。薬味の盛り付け方が既に芸術的です。私はうどんと鯖寿司 のセット。美味しい京の味に舌鼓を打ちながらこの後のクラフト三昧のスケジュールを練り練り。


















































さて、お腹もいっぱいになったことだし、いざユキ・パリスコレクションへ。だけど、右も左も分からないので思いっきり迷っています。地図を見るとそう遠くないところにいるのですが。哲学の道のすぐ近くと書いてあるし…
















しょうがないので最寄の風鈴屋さんにお尋ねしました。そうしたら向かいを指して「すぐそこです」と。風鈴屋さんどうもありがとうございました。この風鈴屋さんもとても可愛いお店だったのですが、名前を忘れてしまいました。やったぁ~、ついに到着。まるで誰かの家、いえ、普通の家にしか見えません。ん、妙に静か…入り口の案内板を見てみると「水曜日、木曜日休館日」と。今日は水曜日。ガ~ン、ショック。入り口の鉄柵を両手に挟んでほとんど見えない中を覗きユキ・パリスコレクションを後にしました。だけど、これでまた京都に来なければいけない理由が出来たということです。
















気を取り直して今度は去年行きそびれた「金の羊」へ。入るなり羊の多さ…ではなくて羊の毛の多さ(種類、色)に圧倒。こんな店初めてです。すごいです。床から天井まで羊の毛。あとプロ用(?)の糸紡ぎ機なども満載。西洋のおとぎ話に出てくる魔女が回している糸車そのものです。まるで本当に金の羊が出てきそうなお店です。ここでは4年ほど前に知った羊毛を自分でも手軽に紡ぐことが出来るという「スピンドル」をついに発見!見たら欲しくなるというもの。金の羊オリジナルのスピンドルを購入しました。そして、見てください、この可愛い羊のピアス。とてもお洒落です。




























満足満足…とまだまだ京都クラフトツアーは続きます。次は布を目指して(また!)ノムラテーラーへ。いいですね、このレトロな名前。さすが京都、洒落ています。品揃えは豊富。この地区、周りにはたくさんのブティックがあるので若い子も買い物のついでに立ち寄っています。制服来た学生も。フランスではこういうところはまるで老人ホームのようにお年を召した方ばかりなのですが、こういう若い子が布を買っている姿を見ると感動します。西日暮里のトマトよりも随分片付いています(失礼)。ここでもこれといった和柄に出会うことはできなかったのですが、ご覧の通り可愛い布が見つかりました。特にマヌカン柄とお裁縫道具柄、とても可愛いです。




























ということで、クラフト三昧の京都巡り。皆さんも機会があったらこれらのお店を訪ねてみてください。

日本手芸紀行 - 京都編 その1

大好きな京都に行きました。京都は高層ビルに囲まれた東京や大阪に比べると建物が断然低く、上を見上げるだけで空が近くて思い切り深呼吸できる町です。まずは糸のお店Art Fiber Endoへ。京都の古い建物の中にぽつんと立つヨーロッパ風の建物が遠藤さんのお店です。中に入るとすごい色です!素晴らしい糸と色の織り成す世界に足を踏み入れるなりうっとり。ここのほとんどの糸を遠藤さんが自分の工房で染めていらっしゃるというのですから驚きです。テンションが上がりすぎてもう自分がどこにいるのか分からなくなりそうでした。遠藤さんのご好意でいただいた麻の刺繍糸はとても素敵なはんなりとした紅と段染め。そして私は和紙の糸(!)と綿と麻の混合糸を(我が家でただいま水洗いした後で乾燥中)。あああ、店ごと欲しかった遠藤さんのこのお店。また絶対来ます。お忙しい中暖かくお迎えいただいて本当に心から感謝しております。ありがとうございました。





































































































2008年11月20日木曜日

日本手芸紀行 - 東京編

フランスに戻って来てもうすぐ2週間。やっと荷物も片付いてきたところです。時差ぼけする暇もないくらい戻って来てからすぐに展示会に行ったりと忙しくしていたのですが、それが終わるとまとめて時差ぼけが来たかのようにボケーっとしてまだこちらの波に乗れていない自分に気付きました。友人曰く「知ってる?それって「年」っていうんだよ」。そっか、体は確実に年をとって嘘をつけないのか。そして今日は学校がスト。つまり学校の先生がストをして子供の授業がないということです。はい、フランスではこんなことも可能なのです。おかげで一気にこちらの現実に引き戻され体も頭もフランスモードになってしまいました。そうだ、この国では大昔「私の辞書には不可能という言葉はない」という人がいたように今は「この国に「効率よく、手際よく」という言葉は存在しない」という社会なのです。
気を取り直して、さて、私が日本へ帰国してたっぷり手芸三昧の毎日を皆さんにご報告したいと思います。いろいろなお店に連れて行ってくれた方々、本当にお世話になりました。今回の最高の思い出となりました(ぺこり)。では、まずは到着地東京から行ってみましょう。
今回どうしても外したくなかった西日暮里の「トマト」。そういえば上京して学生していたときよく通っていたなぁ~、と思いながら駅を降りましたが、駅周辺は改装工事されてすっかり見違えるようにきれいになっていました。ちょっと残念と思いきや、日暮里繊維街はその面影を残していてなつかし~。ありました、ありましたトマト!うわ~、相変わらずゴチャゴチャして購買力をそそります(笑)1m/380円なんてほんとにいいのぉ~、という安さです。調子に乗って1メートル買いで以下の布を購入。柄もいろいろあって、とくにジャパニーズポップ柄(とでもいうのでしょうか)は予定外の買い物。ちょっとかわいすぎ。一方、和柄は意外と気に入ったものがなくて一枚も購入しませんでした。あああ、懐かしの西日暮里、とノスタルジーに浸った一日でした。































2008年11月18日火曜日

一日ニットカフェ

自宅近くのティールーム「ロワジーヴテ/L'oisive the」で ちょっとしたニットカフェを開きました。このティールーム、一日をずっと過ごしたくなるくらいいこごちの良い場所。静かで13区のビュット・カイユ界隈に ある本当に可愛いお店です。毎週水曜日の7時からはニットカフェが開かれ賑わっています。近々お店ではお茶だけではなく毛糸と編み針も販売する予定とか。 とっても楽しみです。

2008年11月16日日曜日

マリークレールイデ展

マリークレールイデ展に行って来ました。針仕事関係はあまり出展されていませんでしたが、マリークレールイデの世界を再現したブースにはため息。改めてフランス人の色彩とセンスのよさには脱帽してしまいました。














































2008年11月15日土曜日

出来ました

ということで、あっという間にメビウス編みのネックウォーマーは編みあがりました。それにしてもいい色ですね~。

2008年11月14日金曜日

ご無沙汰していました

日本から帰ってきました。あまりにもいろんなことを話したくでどこから始めていいやら。とりあえず、帰ってきて編み始めた(また)メビウス編みを公開しま す。ホビーラ・ホビーレで購入したとっても素敵な毛糸Loop Surpriseです。ブークレで段染めになっていて、こちらフランスでも見たことのない毛糸。色も日本の「わびさび」風でとても素敵です。