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2015年12月4日金曜日
2015年10月12日月曜日
ポワン・イデ準備中
うわー、気が付いたらこんなに時間が経って、最後の更新から2ヶ月以上経ってしまいました。夏休みも終わり、新学期のバタバタに背中を押されながら走り続けて気がつけば10月…毎年「今年こそは余裕を持って生活する」という目標はまた来年に持ち越されることが確実になってきました。
とは言っても、まだ今年も2ヶ月半残っていて(「もう」ではなく「まだ」とあえて言わせていただきます)、来月には冬のポワン・イデを控えています。気候も大分秋らしくなり、編み物日和です。一旦スイッチが入ったら、頭の中は編み物のことで一杯になります。在庫の毛糸を並べては一人でニヤニヤしています(笑)。
まずは、編みかけていたガンジー模様の靴下のサンプル。毛糸が少ししかなかったので片方だけですが、これでガンジー模様が編み上がった時にどのように浮き上がってくるのか大分わかるようになりました。頭の中でいろいろと考えていても、素材を触り手を動かしてみないと結果は分からない、ということを改めて痛感しました。
この片方の靴下のウォーミングアップを経て、いよいよポワン・イデへの作品作りです。まずは編み込みミトンから。この前の年末年始を過ごしたドイツのデュッセルドルフの可愛い毛糸屋さんで一玉買いした毛糸で。ずーっと編んでみたいと思っていたモミの木モチーフです。このモミの木モチーフ、ガンジー編みでも靴下に使いましたが、こうやって2色の色で編み込みしたらさらに可愛い。しばらくこのモチーフ、マイブームになりそうな気配です。
とは言っても、まだ今年も2ヶ月半残っていて(「もう」ではなく「まだ」とあえて言わせていただきます)、来月には冬のポワン・イデを控えています。気候も大分秋らしくなり、編み物日和です。一旦スイッチが入ったら、頭の中は編み物のことで一杯になります。在庫の毛糸を並べては一人でニヤニヤしています(笑)。
まずは、編みかけていたガンジー模様の靴下のサンプル。毛糸が少ししかなかったので片方だけですが、これでガンジー模様が編み上がった時にどのように浮き上がってくるのか大分わかるようになりました。頭の中でいろいろと考えていても、素材を触り手を動かしてみないと結果は分からない、ということを改めて痛感しました。
この片方の靴下のウォーミングアップを経て、いよいよポワン・イデへの作品作りです。まずは編み込みミトンから。この前の年末年始を過ごしたドイツのデュッセルドルフの可愛い毛糸屋さんで一玉買いした毛糸で。ずーっと編んでみたいと思っていたモミの木モチーフです。このモミの木モチーフ、ガンジー編みでも靴下に使いましたが、こうやって2色の色で編み込みしたらさらに可愛い。しばらくこのモチーフ、マイブームになりそうな気配です。
2015年7月26日日曜日
ジャン=ポール・ゴルチェ展
この夏はモード関係の展覧会が目白押し。あー、忙しい。しかし、忙しくても絶対に見逃してはいけない展覧会がこれ、ジャン=ポール・ゴルチェ展です。
「モード界の風雲児」と異名をとった彼の回覧展です。
ちょうど一週間前に、同時に開催されている「ランヴァン」展に行ってきたところ。それを覆すかのようなゴルチェ。モードの奥深さを改めて発見しました。
とにかく、彼の底知れないアイデアに圧巻!
衣服の基本原理を全て覆すかのような作品が会場を埋め尽くし、中は黒山の人、人、人!
面白いなと思ったのは、普段モードには興味のなさそうな人や、子供などもいて、来場客に本当にいろいろな人が見受けられました。
そして、会場そのものがゴルチェの作品の如く、内装、照明、演出、全てがアッと言わせるような作り。
やっぱり、ゴルチェは天才だ、と再確認した展覧会でした。
いやー、展覧会を見た後は、まるでコンサートか何かを観た気分でした。
この展覧会、もうすぐ終了します。まだ見ていない人は是非!
そして、必ずネットで予約を。でないと、外で1時間以上待つことになります。そうなったとしても、1時間以上並んで見る価値は大いにあるのでお見逃しなく。
「モード界の風雲児」と異名をとった彼の回覧展です。
ちょうど一週間前に、同時に開催されている「ランヴァン」展に行ってきたところ。それを覆すかのようなゴルチェ。モードの奥深さを改めて発見しました。
とにかく、彼の底知れないアイデアに圧巻!
衣服の基本原理を全て覆すかのような作品が会場を埋め尽くし、中は黒山の人、人、人!
面白いなと思ったのは、普段モードには興味のなさそうな人や、子供などもいて、来場客に本当にいろいろな人が見受けられました。
そして、会場そのものがゴルチェの作品の如く、内装、照明、演出、全てがアッと言わせるような作り。
やっぱり、ゴルチェは天才だ、と再確認した展覧会でした。
中はすごい人 |
ピエールとジルの作品 展覧会のポスターも彼らの 作品です |
ゴルチェは80年代のミュージシャン の衣装も数多く手がけました。 これはカルチャークラブのボーイ・ジョージ |
デヴィッド・ボウイ |
パンクルックもゴルチェのお気に入り |
ヴィヴィアン・ウエストウッドを 彷彿させるタータンチェックシリーズ |
大女優の衣装も これはカトリーヌ・ドヌーヴ |
パリをテーマにした作品も数多く 作っています |
ムーラン・ルージュの フレンチカンカン |
よく見ると、ムーラン・ルージュが モチーフに使われています |
マリンルックはゴルチェのお気に入り の一つ |
奇抜な作品の中でもこれぐらい だったら私でも着れるかも… |
あ、やっぱり無理か |
90年代のゴルチェと言えばマドンナ! |
デザイン画そのものがすでに立派な 作品です |
会場そのものがまるでナイトクラブのような雰囲気 |
よく見るとサテンのリボンを つないでいます |
ゴルチェの香水 |
ゴルチェと言えばビュスチエ |
ニットの作品 ニットでこのボリュームはすごい |
ここにもニットが! |
いろいろな編み方が組み合わされています |
アメリカンインディアンスタイルの マリエ(ウエディング) |
いやー、展覧会を見た後は、まるでコンサートか何かを観た気分でした。
この展覧会、もうすぐ終了します。まだ見ていない人は是非!
そして、必ずネットで予約を。でないと、外で1時間以上待つことになります。そうなったとしても、1時間以上並んで見る価値は大いにあるのでお見逃しなく。
2015年7月20日月曜日
やっと買えた…
先週、友人が住んでいるドイツのデュッセルドルフに再び行ってきました。ドイツで本場のビールを飲むのはいつもの楽しみ。でも、今回はどうしても買いたいものが。前回年末に行って試しに買ってみた、addi社の輪針。今回はドイツでまとめ買いです。
ドイツはデパートに行くとまだ手芸コーナーがきちんと残っていて、まだ需要がある状態です。それに比べて、パリのデパートの手芸コーナーはほとんどなくなってしまいました。フランスでは、手芸道具、材料はほとんどネットに頼らざるを得ない今日。ドイツでこうやって手にとって手芸用品を見れるということは本当に羨ましいなと思います。
ドイツはデパートに行くとまだ手芸コーナーがきちんと残っていて、まだ需要がある状態です。それに比べて、パリのデパートの手芸コーナーはほとんどなくなってしまいました。フランスでは、手芸道具、材料はほとんどネットに頼らざるを得ない今日。ドイツでこうやって手にとって手芸用品を見れるということは本当に羨ましいなと思います。
2015年7月19日日曜日
ディディエ・リュドのオークションオープニングパーティー
今回は、パリのエレガンスを追求したお話。
私の職場の数軒先には「ディディエ・リュド」というビンテージ服のお店があります。有名人も多く立ち寄るこのブティック、良き時代のパリのモードを彷彿させるウィンドーは誰もがため息をついてしまうほど素敵な洋服ばかり。もちろん、全て商品として売られているわけですが、商品などという言葉を使っては不謹慎に思えるほど数々の「作品」が店の中を埋め尽くします。
このディディエのドレス達が、あの有名なオークション会社「サザビー」で競売にかけられることになりました。そのオープイングパーティに、お隣さんのよしみとして招待状をもらい出かけてきました。行くのはいいけど、何着て行こうか…と本気で数日間頭を悩ませました(苦笑)。
会場に着いたら、ディディエのアシスタントのアレックスが迎えてくれて、その向こうに足を踏み入れると素晴らしいドレスが勢揃い!美術館でもここまで見れないだろう、という作品がずらり。しかし、よくぞここまで集めたなー、と感心しましたがアレックス曰く「こんなのほんの一部だけ」だそう。
これらのドレスは翌日競売にかけられ、なんと全部完売!
そして、本人達の目標額40万ユーロ(= 135円 5400万円)を大いに上回って、96万6259ユーロ(約1億3千万)以上の売り上げになったとか。
職場のお隣さんとしてもとても嬉しかったですが、かつてのパリのモードを愛でる一人としても心から嬉しいと感じたひと時でした。
ディディエの数軒先で仕事をして彼の働きぶりを毎日見ていますが、この人は典型的なフランス人のイメージを打ち破るかのようにものすごい働き者。かつて、シラク大統領がものすごい働き者で「ブルドーザー」とあだ名がついていましたが、ディディエもまさにそんな感じ(体も大きいからさらにそんなイメージにぴったり)。
この国は、自分のやっていることに情熱を持っている人は本当によく働きます。
そして、彼は仕事には厳しいけど本当に人情のある人。
かつて、デザイナーとして活躍して今は相当落ちぶれてしまった人に対しても、昔の友人ということで小さな展覧会を開いてあげたりしています。
衣服の本質を生涯かけて守り続けるディディエからは、パリのモードとそして働くとは、人間とは、ということを学んでいます。
私の職場の数軒先には「ディディエ・リュド」というビンテージ服のお店があります。有名人も多く立ち寄るこのブティック、良き時代のパリのモードを彷彿させるウィンドーは誰もがため息をついてしまうほど素敵な洋服ばかり。もちろん、全て商品として売られているわけですが、商品などという言葉を使っては不謹慎に思えるほど数々の「作品」が店の中を埋め尽くします。
このディディエのドレス達が、あの有名なオークション会社「サザビー」で競売にかけられることになりました。そのオープイングパーティに、お隣さんのよしみとして招待状をもらい出かけてきました。行くのはいいけど、何着て行こうか…と本気で数日間頭を悩ませました(苦笑)。
インヴィテーションのドレスは ピエール・カルダン |
会場に着いたら、ディディエのアシスタントのアレックスが迎えてくれて、その向こうに足を踏み入れると素晴らしいドレスが勢揃い!美術館でもここまで見れないだろう、という作品がずらり。しかし、よくぞここまで集めたなー、と感心しましたがアレックス曰く「こんなのほんの一部だけ」だそう。
これらのドレスは翌日競売にかけられ、なんと全部完売!
そして、本人達の目標額40万ユーロ(= 135円 5400万円)を大いに上回って、96万6259ユーロ(約1億3千万)以上の売り上げになったとか。
職場のお隣さんとしてもとても嬉しかったですが、かつてのパリのモードを愛でる一人としても心から嬉しいと感じたひと時でした。
ディディエの数軒先で仕事をして彼の働きぶりを毎日見ていますが、この人は典型的なフランス人のイメージを打ち破るかのようにものすごい働き者。かつて、シラク大統領がものすごい働き者で「ブルドーザー」とあだ名がついていましたが、ディディエもまさにそんな感じ(体も大きいからさらにそんなイメージにぴったり)。
この国は、自分のやっていることに情熱を持っている人は本当によく働きます。
そして、彼は仕事には厳しいけど本当に人情のある人。
かつて、デザイナーとして活躍して今は相当落ちぶれてしまった人に対しても、昔の友人ということで小さな展覧会を開いてあげたりしています。
衣服の本質を生涯かけて守り続けるディディエからは、パリのモードとそして働くとは、人間とは、ということを学んでいます。
カステルバジャック |
ポール・ポワレ |
ジバンシー |
マギー・ルフ |
当時、ギ・ポーランのアシスタントを 務めていたラクロワによって製作された と思われるドレス |
立体的なディテールがポーランならでは |
ピンクのフワフワはパコ・ラバンヌ |
プラスチック素材のトップとボトムもパコ・ラバンヌ |
イヴ・サンローラン |
近くで見ると気の遠くなるような 刺繍がびっしり |
ジャンフランコ・フェレによる ディオールのドレス |
ピエール・バルマン |
言われなくてもクレージュと分かる 彼独特のミニマルなライン |
ジャン・デセス |
遊び心のあるディオールのスーツ これもジャンフランコ・フェレ作です |
ランバンのドレス これを日本人で着こなせるのは聖子ちゃんぐらいかな? |
川久保玲 |
ヴィヴィアン・ウエストウッドによる ルイ・ヴィトン |
コムデギャルソン 私はすっかりヴィヴィアン・ウエストウッド だと思っていました |
ドレスに混じって、こちらはフランス人 女性彫刻家によるゴルチェ像。 といっても、素材はなんとカーゼ! ごく薄いガーゼを縫い合わせた 素晴らしい作品! |
一番右のドレスはマーク・ボアンによるディオールのドレス |
ピンクのフワフワはバレンシアガ 右はラクロワ |
ディオール |
バレンシアガとバルマン |
バレンシアガ |
ドレス全体が刺繍でほどこされています |
ヴァレンチノ |
ラクロワ |
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