2015年7月26日日曜日

ジャン=ポール・ゴルチェ展

この夏はモード関係の展覧会が目白押し。あー、忙しい。しかし、忙しくても絶対に見逃してはいけない展覧会がこれ、ジャン=ポール・ゴルチェ展です。
「モード界の風雲児」と異名をとった彼の回覧展です。
ちょうど一週間前に、同時に開催されている「ランヴァン」展に行ってきたところ。それを覆すかのようなゴルチェ。モードの奥深さを改めて発見しました。


とにかく、彼の底知れないアイデアに圧巻!
衣服の基本原理を全て覆すかのような作品が会場を埋め尽くし、中は黒山の人、人、人!
面白いなと思ったのは、普段モードには興味のなさそうな人や、子供などもいて、来場客に本当にいろいろな人が見受けられました。
そして、会場そのものがゴルチェの作品の如く、内装、照明、演出、全てがアッと言わせるような作り。
やっぱり、ゴルチェは天才だ、と再確認した展覧会でした。

中はすごい人



ピエールとジルの作品
展覧会のポスターも彼らの
作品です

ゴルチェは80年代のミュージシャン
の衣装も数多く手がけました。
これはカルチャークラブのボーイ・ジョージ

デヴィッド・ボウイ

パンクルックもゴルチェのお気に入り

ヴィヴィアン・ウエストウッドを
彷彿させるタータンチェックシリーズ

大女優の衣装も
これはカトリーヌ・ドヌーヴ




パリをテーマにした作品も数多く
作っています

ムーラン・ルージュの
フレンチカンカン

よく見ると、ムーラン・ルージュが
モチーフに使われています

マリンルックはゴルチェのお気に入り
の一つ


奇抜な作品の中でもこれぐらい
だったら私でも着れるかも…

あ、やっぱり無理か

90年代のゴルチェと言えばマドンナ!


デザイン画そのものがすでに立派な
作品です


会場そのものがまるでナイトクラブのような雰囲気




よく見るとサテンのリボンを
つないでいます
ゴルチェの香水


ゴルチェと言えばビュスチエ


ニットの作品
ニットでこのボリュームはすごい

ここにもニットが!

いろいろな編み方が組み合わされています


アメリカンインディアンスタイルの
マリエ(ウエディング)

いやー、展覧会を見た後は、まるでコンサートか何かを観た気分でした。
この展覧会、もうすぐ終了します。まだ見ていない人は是非!
そして、必ずネットで予約を。でないと、外で1時間以上待つことになります。そうなったとしても、1時間以上並んで見る価値は大いにあるのでお見逃しなく。