2007年8月27日月曜日

関西手芸屋周り その3 「アヴリル」










大阪ではとっても安い布地屋「とらや」にも行きました。ここでは指定した生地の端っこを店員さんが切ってくれて、しばらくしたら2階から自分の希望の長さに切ってもらった生地がボトンと落ちてくるという、今までに見たことのないシステム。初めての人は間違いなく戸惑うような買い物システム。そして、手芸用品の問屋「日本紐釦貿易株式会社」(「ニホンチューコー」と読みます。東京浅草橋のマービーにとても似ています)へ行って、また懲りずにお買い物。またまた、手芸用品の豊富さに酔ってしまいふらふらとなってお店を後に。そして次の日は大阪にさよならをして、その足で京都へ向かう。京都ではあいにく台風のために楽しみにしていた知恩寺の「手作り市」が中止に(*_*) ええーっ!そんな~。このために京都に来たのにぃ~、と悔し涙をぐっと抑える。中止されてしまったものはしょうがないので、急遽「京都手芸屋周り」に変更。ちょうど祇園祭にぶつかっていたために街中は結構な人だかり。だけど東京に比べると全然少ない。お祭りということで浴衣を着た人があちらこちらで久しぶりの夏祭りの雰囲気にうっとり…まずは京ラーメンで腹ごしらえをして街へ繰り出す。いや~、全てのバランスが美しいこの街、大好きです!一度住んでみたいです!京都は本当にう・つ・く・し・い…大阪ではシックなブティックの横にパチンコ屋があり、その隣には腰の曲がったおばあちゃんが一人で経営する御茶屋がある、みたいなごちゃまぜの街でしたが、京都は全てがきちんと計算されて周りとの調和を崩さないように配慮されていて、まるで街全体が芸術。パリとよく似ています。そして、手芸屋もかわいい!その中で気に入ったのは「アヴリル」。まるで誰かのアトリエのようなコージーなインテリアの中に他の手芸屋では見られない珍しい糸などがきれいに並べられている。何も買う予定はないはずだったのに、やっぱり手ぶらでは出て来れませんでした。その後、街をぶらぶらしてはあまりの美しさに負けて超予定外の手作りうちわを老舗の店「阿以波」で購入したり、組み紐屋さんの「伊藤組紐店」を覗いてみたり創業400年(!)の縫い針屋「みすや針」に立ち寄ったりとと本当に充実した京都の一日でした。京都から東京へ向かう新幹線の中ではアヴリルで買った糸がどうしても気になって、かせ糸だったにもかかわらずついつい編み編みしてしまった私でした(^^;