2009年7月14日火曜日

伝説のヒーロー

昨日久しぶりにFnacに行きました。FnacはCDから本、そしてコンピューターなどを取り揃えるフランスのチェーン店。月曜日だから空いているかな、と思いきやとんでもない、夏休みパリお留守番組やら8月バカンス組達がここぞとばかりお店に来て店内はすごい混み方。そして、CD売り場では先日他界したMichael Jacksonのプロモーションコーナーで彼が全盛期だったビデオクリップを流していました。多くの人が足を止めてじーっと見入っている姿に、やっぱり彼は伝説のヒーローだったんだなと納得。その半分以上の人が黒人系の人達で、彼らはまるでキング牧師の演説を聞くかのように画面に食い入るように見ていました。私も実は、マイケルと青春を共にした世代です。あの伝説のビデオ「スリラー」をリアルタイムで見ていました。このビデオ、時代と世代を超越したすごい作品だと思います。この写真は彼がちょうどスリラーを歌っていた頃でしょう。既にいろいろと手を加えていたとは言え、一番かっこよかった時だと思います。でも私のお気に入りはやっぱりJackson 5 の時のマイケルです。



これからは彼に代わるどんなヒーローが登場するのでしょうか。悲観的にはなりたくありませんが、彼以上のカリスマ性を持ったシンガーはもう出て来ないような気がします。
さて、もし80年代に既にインターネットが今ほど普及していたら果たしてマイケルはここまで有名になれたでしょうか。インターネットを始めとする情報社会がいろいろなものを変えている今日、手作りに関する情報収集もすっかり書籍からネットへと移ってしまいました。そして、素敵な手作り本を出版していた雄鶏社がなくなったことを知った時には本当に胸が痛みました。
便利な世の中になっても、何が起こっても手を動かすことだけは止めたくないと思います。