2010年3月16日火曜日

片付ければ物が増える

ちょっと春めいたらスプリングクリーニング。家の片付けです。って、毎日片付けているのに片付かないのが現実。でも、今回は本腰を入れて毛糸の仕分けから。途中で一息付いたら...結構すごいことになっています。座ってくつろぐ目的のソファも毛糸を出し始めると座れなくなってしまいます。そうこうしているうちにちょうどボビンレース教室に行く時間になったのでいいタイミングで息抜き(逃避)。そして教室に着くと生徒のマダムの一人がアトリエの横の道具置き場で何かしら忙しく動いている。どうやらレースの膨大な資料と道具を片付けているらしい。ここでもスプリングクリーニング。さぁーって、久しぶりのレース織り...と手を動かすこと20分ほどでそのマダムが「どうぞ、ボビン選んでください」と。ん?どういうこと?と、道具置き場に行くと「どれでも好きなものを好きなだけ持って行ってね」。ええーっ!?段ボール一杯に溢れんばかりのボビンという信じられない光景が目の前に。どうやら去年他界した先生、マルセルの形見分けをしているらしい。ボビンの貴重さ(高さ)を知っているだけにもちろんノンとは言えず。いやー、先日の針の祭典でボビンを買おうとした私、どうにか思いとどまって購入せずによかった!と、胸を撫で下ろし袋一杯のボビンにDMCの糸、タッティングレースのシャトルなどをしこたまもらってきて帰宅。泥棒が入ったような散らかった我が家に入るや否やそういえば片付けの途中だったんだ、と思い出す。そして、片付いているどころか、息抜きで行ったボビンレース教室から帰ってきたら物が増えているのである。
金と時間は貯まらないのにゴミと手芸道具と材料は貯まるばかり。私もこのブログを読んでいるあなた同様に手芸貧乏なのです。


ソファも床も毛糸だらけ。床は歩くたびに毛糸の綿埃が舞う。



袋一杯のボビン!恍惚状態。「当たり」の福袋をもらった気分。



DMCの糸、タッティングのシャトル、ボビンストッパー。置く所がなくてとりあえず買い物カートの上に。