2014年11月2日日曜日

バスク地方 その二

糸巻き機で丹念に紡がれた糸は、編み針、または織り機で愛しい人達のために形を成して行きます。

これ、針も間違いなく手作りですね。
このベスト、見ているだけで暖かさが伝わってきます。山の上の厳しい寒さから体を守るための防寒着、ユニクロのウルトラライトダウンにも負けない暖かさでしょう。

そして、バスク地方と言ったらベレー帽。これ、バスク人のシンボルですね。
バスク地方はシンボルとなるものがたくさんあります。ベレー帽に加えて、ピーマン+唐辛子。唐辛子の赤はこの地方のカラーです。そして、前回お話しした羊乳のチーズ「ブルビ」。この地方ではこのチーズに黒サクランボのジャムをのせて食べます。ジャムとチーズの組み合わせなんて...と思うかもしれませんが、これがなかなか美味しいので食べる機会があったら是非。

羊毛の他にレースや刺繍も豊富です。見るもの豊富でなかなか館内から出ることが出来ません。無理矢理連れて来た16歳の息子がそろそろぶーたれて来ましたので、彼だけ一階のビデオコーナーに行って私を待っているように指示。
 かぎ針レース、ニードルレース、ボビンレースなどなどいろいろな手法が使われています。

スペインらしいゴージャスなデザイン。よく見ると気の遠くなるような細かい刺繍がびっしりと刺してあります。

陶器のコーナーもデザイン性の高いものばかりです。色がカラフルでとても可愛い。