2010年8月16日月曜日

ボタン展覧会

モナ・ビスマルク財団主催のボタン展覧会に行ってきました。この展覧会、私は全く知らなかったのですが、パリに帰ってきて1週間の間に数人から「もう行った?絶対行った方がいいよ」と言われたら行かないわけにはいかない。パリでもひっそりとした目立たない場所にあるのでこの場所を知らないパリジャンも結構います。入場無料という寛大さは最近では芸術の都のパリでも皆無。ショッピングセンターやらいろいろなもので飾り立てて入場料をつり上げているルーブルなどは見習って欲しいものです。
さて、平日だというのに展覧会場は結構な人。入り口ではヴァンヴの蚤の市でボタンを売っているおじさんにも会いました(ヴァンヴに数回行ったことある人だったら絶対知っています)。中に展示してあるボタンは宝石かと思わせるようなボタンも勢揃いで、ボタンの粋を越えています。これはやっぱり見ておかないといけない展覧会だと納得しました。その中のほんの一部を公開。





うっとりー。


イニシアルが彫ってあります。


エッフェル塔3Dボタン


まるでタブローです。


カメオのようなボタン


仕事の細かさに圧倒。


アールヌーボー風、素敵!






フランスの地図。日本地図で同じことやったら長い島国なのでこうはいかないでしょうね。


かわいい!


猫が鏡を覗き込んでいる姿が彫られています。


ボタンのデザイン画


宝島で見つかった宝箱のよう。見せ方も凝っています。


芸の細かさにため息。


寄木細工風のボタン。


クレージュを思わせます。


デザイン画も既に芸術品。














家具ごと全部欲しい!




ボタンでデコレーションした可愛いイラスト。


どうですか、ため息の出るボタンばかりですよね。いつも脇役で終わっているように見えるボタンもこうやってみるとその一個で全てをがらりと変えてしまうような力を持っています。ますますボタンが好きになりました。やれやれ、これで布、糸の在庫の他にボタンの在庫も今後増えそうな気配です。