2010年8月25日水曜日

北海道 道東の旅 - 「北海道立 北方民族博物館」その二

北方民族というくらいですからどこもかしこも寒いです。南国の鹿児島の人間にとっては、一年の半分を雪と共に暮らすなどとは想像も出来ません。小さいとき、大晦日の「ゆく年来る年」で「それでは青森からの中継でーす」とアナウンサーが言うとよくかまくらの中でお汁粉を食べている人などが出ていました。それを見て「なんて素敵!雪で自分たちの家を作れるなんて」とよく思ったものでした。うちの方は積雪が多い年でも雪だるまがやっとだったので、この「かまくら」には未だに憧れがあります。
さて、北方の被服では防寒着が必然的に中心となってきます。毛皮は必需品ですよね。




羊毛を使ったものも多く展示されています。


羊毛を織っています。凹凸をだした手仕事の細かさに注目。





フェルトを使っています。




ビーズはヨーロッパ人との交易で得たものらしいです。雪に囲まれて色には限りのある環境で生活をしているのに、素晴らしい色彩感覚を持っていることに驚きです。


そして、レースや刺繍などがあしらわれて装飾も豊かになってきます。




刺繍とアップリケの技術を駆使しています。




まだまだ博物館は続きます。