2009年5月6日水曜日

パリ見本市 Vol. 1 - Foire de Paris

毎年恒例の「パリ見本市/Foire de Paris」に行ってきました。手芸用品を求めに行ったのですが、この分野においては皆無というぐらいに何もありませんでした。一番奥の7号館(2月では国際農業見本市で一番盛り上がっていたフランス物産館のところです)にLoisir créatif(クラフトコーナー)があるというので行ってみたらあまりにも寂しくて唖然としてしまいました。スクラップブッキング関係のブースがまばらにある程度で、針や糸関係のお店は本当に何もないのです。同じフロアにある健康器具ブースに押されてとてもわびしい雰囲気でした。ところで、こちらの健康器具を売っている人って、全然健康そうじゃない人が多いですね。なんちゃってジャグジーなどのコーナーでも「これ使ったらこうなるの?」というぐらい太ったおばさんが売り場を管理していたり、いかにも生活疲れしている人がマッサージ機を売っていたりでいくら巧みな売り文句を並べても懐疑的にならざるを得ません。落胆して7号館を出て今度は「世界の手工芸館」に行ってみました。ちょっとマシです。怪しげなインド人の絨毯売りや天然石売り、アジア雑貨、モロッコの雑貨屋さんのところではミントティーが飲めるコーナーもあったりで、やっと見本市らしくなってきました。ここで例年よりもかなり増えたのがエクアドル産の「パナマ帽」。私も欲しいのですが「全て手作り」を売り文句に一つ40ユーロ近くするんですよね。40ユーロとなるとエクアドルではきっと相当な価値になるのでしょうね。全て手作りと言われても、私にはこのパナマ帽の本物を見分ける目がないのでかなり懐疑的になっていて納得いかないので購入は控えます。こんな状態だと、エクアドルに行って自分の帽子を目の前で編んでくれないと財布の口を開かないでしょう。
とは言っても、例年のパリ見本市と比べるとこの世界の手工芸館もどこも似たり寄ったりの物しか置いてなく、ちょっと寂しいものが感じられました。ここを出て、今度は「フランス物産館」に行ってみます。入った瞬間美味しそうな香りが。おおっ!2月の農業見本市で見た光景がまた目の前に広がります。



おじさん、ただいまミントティーの準備中


こういうところでミントティーをいただきます


天然石ブース


パナマ帽が今年は大人気