2009年5月9日土曜日

普通に生活すること

今日は息子もいないので久しぶりに自分だけの時間がたっぷり。普段は息子の世話と家事と仕事で追われて自分だけの時間が欲しいと思っているのに、いざ自分一人になると、息子と一緒の生活があまりにも普通になっているので最初は途方にくれてしまう。そうだ、パリ日本文化会館でやっている展覧会の招待状を持っていた。一枚で2人入れる招待状なので友人を誘って行ってみよう。しかし、週末、それも土曜日のお昼を回ろうとしている時に声をかけてもみんな既に先約済み。声をかけた友人3人にことごとくフラれ、しょうがないので一人で展覧会...なんて優雅なことはせず、貧乏性の私は2人入れる招待状をまたの機会のために引き出しにしまい、家で掃除とお料理。いらない物を整理し、掃除機をかけ、トイレを磨き、自分だけのための夕飯を作り、チーズケーキ(また!)を作る。人間が生きるためのごくフツーのことをしたわけですが、このごく普通の掃除、お料理が今日は本当に楽しかったです。家をきれいにするって頭の中を整理することと同じですね。そして、自分のために野菜を切ってお料理をするとは自分の体を労ること。そんなただ普通のことが出来た今日一日がとても貴重に思えたし、今日こうやって生かされていることに感謝できました。週末だからって別にどこかに行かなくても、普通の生活に感謝すればそれだけでその日がとても充実したものになるのですよね。今日のメニューはお野菜だけの「ラタトゥイユ」。安上がりで健康的なメニューです。黒オリーブを入れて、茹でジャガと一緒にいただきました。本当の贅沢って、もしかしたらごくごく普通の生活の中にあるのかもしれませんね。